3-4.写真記録|奈良~仏像三昧⑤當麻寺、聖林寺、安倍文殊院

當麻寺です。近鉄・南大阪線「当麻寺」駅からのんびり歩いて約15分です。駅からの途中には、「相撲発祥の地」としての記念館があり、やがて大きな交差点を渡るとお寺の参道のような雰囲気ですが実際には瓦屋根の大きな家が立ち並んでいます。
當麻寺・金堂當麻寺はかなり広いお寺です。して、朝一9時に近鉄奈良を出発した我々は近鉄を乗り継いで10時前にお寺に到着しましたが、人はまばら。というか我々以外にいない。

本堂に出向き参拝の受付をすると、金堂、講堂は人がいないので閉めてあるが、我々が参拝するときに開けてくれるといいます。
で、まず本堂に入ってこの寺のご本尊の當麻曼荼羅を拝見。中将姫さまが観音様の助けを得て一夜で織り表したという尊い伝説で有名なものです。その観音様を表した仏像もあります。この當麻曼荼羅を詳解した本がお寺で売られておりまして、これがなかなか良いので興味ある方は買われるとよいです。

本堂を出ると、受付の方が講堂に案内してくれまして、ここで丈六の阿弥陀如来を拝見します。脇には、ほとんど聞いたことがない妙幢菩薩立像があります。當麻寺だけでしょうか、いろいろな仏像の本を見ていましたが、妙幢菩薩というのに出会った記憶がありませんでした。
受付の方は外で待っていてくれまして、我々が講堂を出ると今度は向かいの金堂に案内されまして、金堂内の白鳳仏の弥勒様と四天王を拝観します。どちらもなんと塑像です。この四天王、私が知る中では一番好みです。他と違って姿勢は直立で、顔立ちは昔の中国の武将のような雰囲気です。これにイカれてしまい、随分長いこと金堂におりました。その間も受付の方は待っていてくれまして、我々が出ると鍵を閉めて終わりです。その後午前中にもう一人か二人くらい参拝に来たようですが、そのくらい人が少なくじっくり堪能できました。
當麻寺境内
で、當麻寺これで終わりではなくて、奥の院というのがあります。奥の院では一般の方の法要を行ったり、宝物館があってここもなかなかです。さきの本堂(曼荼羅堂)、講堂、金堂の伽藍三堂とは拝観料が別途かかります。
そして最後は境内入口の近くにある中の坊。ここも拝観料は別途です。ここは僧房で、牡丹の花が有名だそうな。
と、伽藍三堂ほか境内を一通り参拝し気づくとなんと2時間以上ものんびりしていて、
ちょっと慌てました。
當麻寺の駅に戻り昼ごはんに近くの蕎麦屋で蕎麦を食べて(ほか食事処があまりないようでしたので、行かれる方はご注意)、次にまた近鉄に乗り桜井駅へ。当麻寺駅から桜井駅までは1時間近くかかります。

聖林寺安倍文殊院を周ります。
當麻寺でのんびりしたので桜井駅から聖林寺行のバスの時間がうまくなく、聖林寺まではタクシーで。1000円ちょっとです。
奈良 聖林寺
聖林寺には運悪くピクニック風のおばちゃんたちがいて、彼女らをうまく巻いて、フェノロサも圧倒された美しさという噂の国宝十一面観音様を観に行きます。保存用の現代建築の観音堂に安置されていまして、重い引き戸を開けると先客が3人ほど。ちょうど我々が入ると出ていかれたので、その後は我々二人、口を開けてまた長いこと見入ってしまいます。そうしているうちに賑やかな件のおばちゃんがたがやってきたので、頃合いよしと我々は出て、本堂などを拝観。これも私あまり見たことがない延命地蔵の石仏や、阿弥陀如来、毘沙門天などを観まして、お寺を出ます。

次に文殊院まで歩きます。のんびり歩いて30分くらいだったでしょうか。途中には製材会社が多く、木材の香りがします。
安倍文殊院、安倍晴明との関係でとても有名です。もちろんまずは本尊の文殊菩薩を拝みます。お寺に入ると、入口で抹茶とお菓子をいただき、本堂に入ります。そのときもまた私と相棒二人だけでしたが、お寺の方が一通り説明をしてくれました。正面には高さ6メートル近くの渡海文殊です。結界の手前まで進んで見てよい、とのことなので、説明が終わるとさっそく前に進んで正座し、大きくて美しい文殊菩薩や財前童子に見入ります。
しばらく見入っていると今度はテレビカメラのようなものを持った人たちが取材なのかなんなのか、我々の近くに来ました。彼ら一般客に一言声かけるとかもなく、困ってしまいます。お寺の若い人も付き添っていましたが、あまり気づかいはないようなのでしかたなく我々は一旦退散し、堂内のほかの仏様を拝観。取材らしき一群はわりとすぐ去って行ったので、戻ってきて最後にまた文殊菩薩様を観て、本堂を出ます。
我々はお抹茶付き本堂拝観と金閣浮御堂霊宝館の共通拝観券を買っていたので、本堂の後は池の上にある金閣浮御堂霊宝館で七参り(~ないように、という否定形の願いを念じながら堂の周りを七周する)をして、霊宝館を観ました。

安倍文殊院を出ると17時。お寺の拝観時間ぎりぎりでした。
桜井駅までまた歩いて20分ほど、JRで奈良に戻ります。