2-1-0.鬱の数年・概略

吉行淳之介氏の『鬱の一年』ではないですが、私も数年間治療をした経緯があります。
私の鬱病はおおよそ以下のような経緯です。

おそらく2007年頃から身体的不調が始まりますが、なんだかんだと言いながらもなんとか生活していました。
およそ2000年から2009年までは、波はあれど全般的にハードワークが続き、また会社での職責も順に上がっていった時期です。ですので、いろいろな不具合は「疲れ、過労、寝不足のせい」で片づけていました。
2008年になってなにかおかしい、と自覚するようになりました。ただ疲れのせいとは言えない、形容しがたい不快感が伴います。この時点で内心、「鬱では?」と疑い始めますが、このときは多忙で休むわけにもいかず、医者にも行きませんでした。もともと鬱に関する知識は多少あり、周囲や部下が「うつ病」、あるいは鬱状態になっているのを見たこともあります。ですが、まさか自分がそうなるとは思ってもみませんでした。

2009年半ばになって、仕事はある程度落ち着いてきますが、身心の不調は治まりませんでした。相棒の勧めもあってやっとこさ医者に出向くと所謂「軽い鬱」と診断されました。
もちろん精神科医ははじめ「軽い」鬱といいますが、その時点で私の不調は結構なものだったので、軽いも何もないなと思いました。医師に聞いたわけではありませんが敢えて分類すれば、所謂「古典うつ」「心因性うつ」ということになるのだと思います。昨今話題になっている「新型鬱病」には当てはまりません。
それから数年にわたり、投薬治療(安定剤、抗鬱剤(三環系、SSRI)、睡眠薬など)やカウンセリングを行ったり、休職もします。

しかして2012年になって医者に行くのをやめ、自分で断薬を試みるようになります。
一応「恢復」といえるような状態になっていますが、言葉通り元の状態に戻ったわけではなくて、会社は退社したし、なんだか思考の方向性も変わった状態になっています。

この「鬱の数年」についての記録です。もしお読みになる場合は以下留意ください。
・事象をあえて時系列で書いておりません。
・あくまで私的記録です。個人差があることを念頭にお読みください。



━━ 記録は次のように進みます ━━
2-1-1.うつ病に伴う身体的症状:各種の痛み、不具合、疲れ
2-1-2.睡眠~「昼寝を待ちわびて」:鬱病では「疲れているのに眠れない!」
2-1-3.うつ病の心理的症状
2-1-4.休養の仕方: ウツになってしまったときの効果的な休み方
2-1-5.断薬から恢復: うつ病恢復に向けて私がとった方法
2-1-6.うつ病における薬について
2-1-7.鬱病が治る、というのはどういうことか?